松井秀が日本人初のWシリーズMVP! ヤンキース27度目の世界一

ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜外野手が4日、地元でのフィラデルフィア・フィリーズとのワールドシリーズ第6戦に、5番指名打者で先発出場。2回の 第1打席でシリーズ3発目となる先制の2ランを放つなど、4打数3安打6打点の大活躍を見せた。また、シリーズ6試合で13打数8安打(打率.615)、 3本塁打、8打点を挙げた松井が日本人初となるシリーズMVPに選ばれた。試合は、王手をかけていたヤンキースが、7対3で勝利。9年ぶり、史上最多とな る27度目の世界一に輝いた。

 松井は2回、無死一塁で1打席目を迎え、第2戦で決勝のソロアーチを放っていたフィリーズの先発右腕ペドロ・マルティネス投手と対戦。マルティネスが投 じたフルカウントからの8球目をライトスタンドにたたき込んだ。さらに3回2死満塁での第2打席で2点適時打、5回の1死一、二塁のチャンスでも2点適時 二塁打を放った。7回の4打席目は空振り三振に倒れている。なお、ワールドシリーズ1試合6打点は、1960年のボビー・リチャードソン(当時ヤンキー ス)以来のこと。

 ヤンキースは2回、先頭のアレックス・ロドリゲス三塁手が四球で出塁。続く松井が2ランを放ち、2対0と先制した。3回には先発のアンディ・ペティット投手が、1死から三塁打と犠牲フライで1点を献上したが、その裏に再び松井のバットで2点を追加した。

 そして5回、ヤンキースはマーク・テシェイラ一塁手の適時打で5点目を挙げると、松井の2点タイムリー二塁打で7対1とリードを広げた。6回には、ペティットがライアン・ハワード一塁手に2ランを浴び、4点差に追い上げられた。

 7対3のまま8回を迎えたヤンキースは、1死から守護神マリアーノ・リベラ投手が3番手でマウンドへ。8回を無失点に抑えると、9回も零封し、シリーズを締めくくった。

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